目の仕組みについて
感じる情報の80%以上を目から得ていると言われるほど、視覚は五感の中でもっとも大切な情報源。そんな重要な目のしくみを探ってみましょう。
ものの見える仕組み
目の働きや構造はカメラによく例えられます。
カメラはレンズを動かしてピント調節するのに対し、目は見る物の距離によって、レンズ(水晶体)の厚みを変化させています。また、人間は網膜上のさかさまの像を脳の働きによって正しい位置に直しています |
近視・遠視・乱視について
眼の中でカメラのフィルムにあたるのが網膜。眼から入った光が網膜の上でピントを結び、像がはっきり見える正視に対し、網膜以外の場所でピントを結んでしまうことを屈折異常といい、近視や遠視、乱視があります。
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網膜の前でピントを結ぶ 網膜より手前で像を結んでしまうため、網膜上の像がぼやけてしまいます。 |
◆遠視 |
網膜の後ろでピント合わせ |
◆乱視 |
焦点が一点に定まらない 目に入ってくる物体の像を一点で結ばれずにズレてしまうのが乱視です。 |
老眼について
老眼は、正視・近視・遠視に関わらず誰にでも起こる老化現象のひとつです。
水晶体が硬くなりピント合わせの能力が低下するために、特に手元が見えにくくなります。
近視の人の場合は、もともと遠くより近くの物を見る方が得意。近視用メガネ(遠くをみるための)を掛けていると新聞などの細かい字は見にくくなりますが、メガネをはずすと見えるため老眼ではないと誤解してしまうことがあります。
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最終更新日:2021/4/8